フレッツ光 プロバイダの独自色!
日本の占領者として現われた米軍の将軍や将校たちが、見かけだけの立派な紳士たちであったわけ米軍下級兵士たちのために粗末なバラックづくりの売春宿もあった。
こちらのほうはアメリカで新聞報道されたために、ただちに閉鎖されたのであった。
今に残る渋谷の 恋文横Tから入ってゆけた、今の代々木のオグンピック競技場あたり1帯にあったのである。
このことはAN氏の実録史にある。
これが預金封鎖と財産税につきまとう、隠された真実の日本戦後史なのである。
庶民はどのように預金封鎖と闘ったかちなみに特権層の旧華族や新興財閥たちを除いた一般の国民は、どのように預金封鎖と物価統制令の時代を生きていたのであろうか。
当時の記録を手短にたどってみる。
『福井県史』から引用する。
困窮する人びとは仕事を休み近隣農村へ食糧の買出しにでかけたが、インフレによって現金買いができなくなると物々交換によって食糧を得るしかなかった。
福井県へは京阪神方面からの買出しゃ、利殖を目的としたヤミブローカーも流入し、とくに坂井郡1円に殺到した。
こうした「たけのこ生活」を余儀なくされた都市住民をよそ目に、ヤミ商人や一部農漁村の人びとの景気がにわかに良くなり、「新円成金」と呼ばれる者もあらわれた。
政府は終戦直後、統制の枠を、外し生産を刺激しようとしたが、閣の横行と物価の高騰に油を注ぐ事態となり、半年ともたずに通貨・物価・物資など広範囲にわたっての再統制を迫られる。
二月に「緊急金融措置令」「食糧緊急措置令」が公布されさらに水産物や青果物、隠匿物資などには二重の網がかぶせられた。
3月には「物価統制令」もでき、経済警察の強化に乗り出す。
鹿児島県には経済防犯課が置かれ、各警察署では経済防犯係が中心になって、悪質なブローカー、大口の闇取引、不正横流し、支給物資の隠匿などを重点に取り締まった。
だが、第1線では「飢えを満たすための買い出しか、暴利をむさぼる巧妙な聞か」としばしば迷い、ためらった。
悪性インフレを抑制、闇市を撲誠するため、鹿児島市では竪馬場や宮田通りなど5カ所に自由市場が設けられた。
出店料は1人1円。
引き揚げ者でないと加入できず、騎射場では約軒が営業した。
敗戦直後の庶民は、生きるために必要な物資を求めて農村に買い出し、闇市に列を作った。
この時代には都市近郊の農家や闇商人が大儲けして財をなした。
これが「新円成金」の正体である。
ハイパーインフレの時代に強かったのは、「実物」を大量に動かせた人たちであった。
最近、「借金は返すな」あるいは「銀行融資は踏み倒せ」などという下品な書名の本が売られている。
私は、借金を踏み倒せなどという暴力団まがいの言論を鼓吹する人々は嫌いである。
借りたものは返さなければならない。
真っ当な生活を送る人間であれば、そういうことは良識に属する常識である。
作家の故・AY氏は『ナニワ金融道』という金融マンガで評判をとった。
私には彼の本が、あまりにも普通の国民生活の実態からかけ離れていたので違和感があった。
だがそれでも、それらの本は現在の中小企業経営者層や商店主たちにとっては、有益な情報なのだろう。
すでに返済しきれなくなった借金(これを銀行から見ると不良債権という)を抱えて会社倒産の危機に瀕している者たちが、今もかなりの割合で存在するだろうから、そういう本が持つ切迫した、切実さを理解できないことはない。
私がこれから書く、借りた者が勝者であるという理屈は、それらの薄汚い金融本とは無縁のものである。
すでに賢明な読者ならば察しがつくと思うが、やがて激しいインフレーションが襲いかかってくるのならば、その直前に借金をしたほうが得になる。
インフレ到来の直前に、新たな銀行融資を受ける力(返済能力)があるならば、長期で見れば、実質的に大きな得をするということを主張したいのである。
これが「逆転の発想」というものである。
ハイパーインフレの時代には、借金(銀行からの借り入れ)をしておいたほうが 比較相対的に 大きな得になるのである。
現在はデフレであるから、物の価値(価格)がない。
さらに物価は下がり続ける。
何よりも現金に力があるのである。
だから、デフレ下では銀行にさえ資金を預けずに、タンス預金をしている者たちの勝ちであった。
現にそうである。
前作『預金封鎖』で私が強制的にあぶり出されるタンス預金、さらなる課税がところが時代は変わりつつある。
次第に雲行きが怪しくなって、それらの「タンス預金」全国で合計 兆円ぐらいが、強制的に新札へ切り替えさせられるという強行政策が数「新・金融資産課税」で固に強制的に納めさせられることになるという。
財産税なる金融資産課税は、預金封鎖の9カ月後に実施された。
今回も同じようなことが行なわれるだろう。
現在、お年もの住宅ローンで変動金利ものの金利は、ベージの長期金利グラフにあったとおり年率2・375%である。
これが固定金利ものの場合は「初年からお年もの」の長期のもので3・お%である。
今はこんなにも安い金利で長期の資金をサラリーマン層でも借りることができるのである。
簡単に言えば、2軒目の持ち家を手に入れるために、あなたはきわめて政策的に優遇されている住宅ローン制度を利用できるのである。
3000万円や5000万円のお金なら、住宅ローンという特殊な国民向けの、ある意味で社会福祉制度の拡充である個人向け金融商品を買うことができるのである。
だから、ハイパーインフレと預金封鎖に立ち向かう国民の側からの対策は、インフレの直前に安い金利で銀行融資を受けるという方策なのである。
「借りた者が勝ち」という思想、銀行にとっての「儲け」の仕組みを知る住宅ローンのような長期の銀行融資金は、絶対に固定もの(固定型)でなければならない。
現在では住宅ローンは変動型が主流である。
銀行にとっての資金の卸売りの値段を「長期プライムレート」という。
銀行が大企業に資金を貸す時には、この長期プライムレート(超優遇レート)で貸し出す。
この長期プライムレートに1%から2%を上乗せした金利が、個人向け住宅ローン金利なのである。
この金利上乗せ部分を「スプレッド」(利幅)といい、この利幅こそが銀行にとっての儲けとなる。
このスプレッドそのものが、変動型住宅ローンの場合は、銀行にとって確実に儲けが出るような仕組みになっているのである。
銀行は前述した国債売買等で、年率1・375%のような安いコストで資金は原材料)を調達している。
これに自動的に金利を上乗せして貸しつけるのだから、利益がはじめから確定している。
変動型は3カ月に1回等ごとにローンの金利を見直すことになっている。
個人向けの場合は、企業貸し付けと違って、倒産して返済金が焦げ付く(不良債権となる)割合は非常に小さい。
だから銀行にとって住宅ローンは、利益率が低くても、安定した好ましい儲け口なのである。
今の銀行は、安心できる融資先企業がなくて困っているのである。
3%ちょっとというこんなに安い金利では、将来の利益が不安になる。
変動型であるならば、国債の暴落すなわち長期金利の暴騰に合わせて、ローンの金利を自動的にどんどん「見直し」で引き上げてゆけばいい。
ところが固定金利の場合は最初の融資時に、すでに金利部分を長期で約束してしまっているから、銀行にとっては、ハイパーインフレの時代には実質的に損となる。
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